ふと救急外来で患者さんを診察する際に、
「あれ?これで診察方法あってるんだっけ?」とか
「検査の解釈はこれで合ってるか・・・?」
ということがあり、もういちど身体診察や検査解釈などを学び直そうとおもった次第の静衛です。
今回は普段の診療にも十分活躍しうる医学系youtubeチャンネルについてご紹介したいと思います。
フィジカルクラブちゃんねる
フィジカルクラブ部長、平島 修先生が面白おかしく身体診察を解説しているチャンネルです。
呼吸音、心音などの聴診、打診、触診、整形外科的な診察方法やその歴史まで、多岐にわたる身体診察を分かりやすく教えてくれます。「あぁ忘れてたな」という所見から「初めて知った!」という知識まで解説されており、大変勉強になりました。




出直し看護塾
日本各地で数多くの講演を開催し、動員受講人数は82,000人!という凄いお方、青柳 智和先生のチャンネルです。メインターゲットは看護師が主のようですが、医師にとっても大変勉強になります。
身体診察はもちろん、バイタル、採血検査、メジャーな疾患の解説までカバーされている範囲が非常に幅広いです。
研修医の時にこのチャンネルに出会いたかったなぁ・・・・(夢想)。




ICU・ER研究室
Twitterでもご活躍されている ゆうじICU・ER (@ICU_lab)先生が主催しているチャンネルです。
身体診察とはまた違うのですが、人工呼吸器や心電図、ペースメーカーといった自分の苦手分野が詳細に解説されており、非常に勉強になりました。ICU、ER勤めの先生をはじめ、関連科の先生方にとっても大変有用でありオススメです。




SNS医療のカタチ
またまたTwitterでご活躍されている皮膚科 大塚篤司先生らを中心に発足し、「医療従事者以外の方の医療リテラシーを高めること」を目的としたwebでの情報展開を行っているチャンネルです。
医学動画というよりかは、「巷ではこういわれてるけど実際はどうなの?」というような患者さん寄りの疑問に答えるような内容になっています。
しかし決して医師にとって役に立たないわけではなく、外来で患者さんにどう説明すれば分かりやすいかの良い例が沢山あり、患者さんとのコミュニケーションスキルに有用です。




外科医けいゆうチャンネル
上記の「SNS医療のカタチ」にも参加されているけいゆう先生(山本健人先生)のメインチャンネルです。こちらも患者さん寄りの情報動画ですが、これも大変分かりやすく、患者さんへの説明などに有用です。




以上5つのチャンネルをご紹介しました。
医学情報動画が企業の有料コンテンツだけだった時代から個人で発信できる時代となり、さらに無料とは思えないほどのクオリティであることに幸せを感じます。
まだまだ他分野における有用有益なチャンネルがあるかとは思いますが、見つけ次第適宜追加していきたいと思います。
それではまた。