スポンサーリンク

民間療法の被害に対して司法が今後どう動くか注目

アヤシイ祈祷による民間医療

1型糖尿病男児にインスリン投与させず 最高裁が殺人と認定

糖尿病男児にインスリン投与させず 最高裁が殺人と認定:朝日新聞デジタル
 栃木県で2015年4月、治療と称して1型糖尿病を患う男児(当時7)にインスリンを投与させず衰弱死させたとして、殺人罪に問われた建設業近藤弘治(ひろじ)被告(65)=同県下野(しもつけ)市=の上告審で…

治療と称して1型糖尿病を患う男児(当時7)にインスリンを投与させず衰弱死させたとして、殺人罪に問われた建設業近藤弘治(ひろじ)被告(65)で、最高裁第二小法廷(草野耕一裁判長)は被告側の上告を退けた。24日付の決定で「死の現実的な危険を認識していた」と述べ、死んでもやむを得ないという「未必の殺意」があったと認定した。

被告は医学に頼らずに「難病を治せる」と標榜(ひょうぼう)し、母親に「インスリンは毒」「従わなければ助からない」としつこく働きかけて投与をやめさせたと指摘。「命を救うには従うしかない」と思い込んだ母親を「道具として利用」し、治療法に半信半疑だった父親も母親を通じて同調させたと指摘し、殺害行為に当たると判断した。

弁護側は「インスリンを打たないと決めたのは両親で、治療費を受け取った被告が死をやむを得ないと考えるはずがない」と無罪を主張していた。


このニュースで怪しい民間医療は一気に衰退してほしいものです。

ニュースのキモは「インスリンを打たないと決めたのは両親で、治療費を受け取った被告が死をやむを得ないと考えるはずがない」と弁護されたとしても棄却されている点ですね。

「親(もしくは監督者、保護者など)が決めたことであり、たとえどんな被害が出ても怪しい民間医療を押し付けた側の責任は問われない」なんて言い訳が成り立たない可能性がこの判例で認められたということです。

私の周囲の狭い世間でも「ホメオパシー、レメディ」を優先してまともな標準治療を受けず進行癌の状態で紹介されてくる患者や「週刊誌による無責任な断薬の勧め」を受けて断薬したために症状が再発・増悪した患者などチラホラいらっしゃいます。

またこういった民間医療は往々にして高額であり、あまりに傾倒してしまった結果、標準治療を再度受けようとしてもそれすらできない程の経済的窮状に立たされている患者さんも少なくないと思います。

そういった患者さんの言葉として「高額だからこそ効くものだと思っていた」とお話しする方がいらっしゃいました。国内での保険治療が認められている「標準治療」は数々の臨床試験を突破し、選び抜かれた治療法です。それにもかかわらず保険適用により非常に低価格にて治療が提供されているのが現状であり、そこが患者さんの認識を狂わせているかもしれません。

私は民間医療の全てが全てダメだというつもりはありません。効果が立証されていないだけで「一部のケース」に対しては効果的という場合もありますし、たとえ効果がなくとも患者本人の気が安らぐのなら、それも一つの効果だと思います。

しかし、上記ニュースのように患者の害にしかならず、そのうえ不当に治療費を請求する、最悪命にかかわる可能性がある民間医療に関しては司法行政の厳しい目を通して処罰されるべきです。


まとめ

  • 最悪命にかかわるようなアヤシイ民間医療も罰せられる可能性が十分ある。
  • 現在保険で認められている病院での標準治療が最も効果が検証された最高の治療である。
  • 民間医療を行うなら、主治医と相談のうえ、自分の懐や体が痛まない程度に。

それではまた。

コメント

タイトルとURLをコピーしました